2025年9月5日(金)より
TOHOシネマズ日比谷ほか、
全国順次公開!
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出演
「純烈」
酒井一圭 白川裕二郎 後上翔太 -
岩永洋昭 林田達也 小田井涼平
スーパー・ササダンゴ・マシン 小池竹見 -
ナレーション:今林久弥
プロデューサー:高根順次 監督:岩淵弘樹
2025年|日本|カラー|ビスタ|97分|
DCP|映倫区分:G
配給:NAKACHIKA PICTURES
企画:三角フィルムズ
STORY
ストーリー
涙の武道館、その先に——。
ドサ回り、契約解除、ブレイク、紅白、
スキャンダル、多忙、脱退、卒業。
結婚、離婚、子育て、
依存、病気、詐欺、死別……。
人の数だけ人生はある。
支え&支えられの“推し活”賛歌、
ここにあり!
映画でしか見られない!
未公開映像を追加した感涙のステージと
純烈ならではの人情群像劇。
2024年11月25日。歌謡コーラスグループ「純烈」は、初の武道館公演『純烈魂』を開催した。売れない時代やメンバーの脱退加入など、数々の苦難を乗り越えて華やかな大舞台に辿り着いたメンバーたちに、彼らを支えてきた約8,000人のファンが全国から駆けつけ熱い声援を送った……。そんな涙の武道館の舞台裏にカメラが密着。現メンバーや元メンバー、長年付き添ってきたスタッフから語られる純烈への思い。またその一方で、人生の試練を乗り越えてきたのは純烈だけではなかった——。
妊娠中に夫と死別、マルチ商法に手を出したパートナー、別れた旦那が自殺、若い娘に全財産を奪われたなど、さまざまな過去を抱えたファンにもカメラは寄り添い共に会場へ向かう。つらい時も悲しい時も、彼、彼女たちを支える“推し活”とは一体何なのか? なぜ、純烈は愛されるのか? スペースシャワーTVで放送した番組にプラスし、武道館後のメンバー脱退や純烈ファンのその後を追撮、40分の未公開映像を含む映画が完成した。
CAST
出演者
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純烈
2007年結成。元戦隊ヒーロー出身の俳優を中心にした3人組のムード歌謡コーラスグループ。リーダー酒井一圭が掲げた「夢は紅白親孝行」を合言葉に、当初は6人でスタート。トレーニングや下積みを経て2010年6月にシングル「涙の銀座線」でようやくメジャーデビューするも、鳴かず飛ばずで契約打ち切り。しかし、日本全国の健康センターやスーパー銭湯を回る地道な活動で大人の女性の支持を集め、徐々にファンを増やし、“スーパー銭湯アイドル”の異名を獲得し話題となる。2018年に「NHK紅白歌合戦」初出場。以降、スキャンダル、メンバーの脱退、加入、卒業などがありながら7年連続出場中。2024年11月25日には初の日本武道館でのワンマンライブを開催。現在のメンバーは酒井一圭、白川裕二郎、後上翔太の3人。
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酒井一圭
1975年生まれ、大阪府出身。「純烈」リーダー。プロデューサー、コーラス担当。メンバーカラーは紫。 元子役、元プロレスラー、俳優、歌手、プロデューサー、作詞家。1985年、TVドラマ『逆転あばれはっちゃく』で子役デビュー。2001年、『百獣戦隊ガオレンジャー』に出演。以降、俳優、イベントプロデューサー、プロレスラーなどを経て2007年、「夢は紅白親孝行」を合言葉に元戦隊俳優や知り合いに声をかけ、「純烈」を結成。リーダーとして数々の苦難を迎えるも常に前向きな思いつきで乗り越え、2018年に紅白に初出場し夢を叶えた。生粋の競馬ファン。
好きな映画 『男はつらいよ』、『ノーカントリー』人情モノと殺人鬼!
映画館の思い出 少年時代はどんな映画を観に行っても爆睡!!
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白川裕二郎
1976年生まれ、神奈川県出身。「純烈」メンバー。メインボーカル担当。メンバーカラーは赤。
2002年に『忍風戦隊ハリケンジャー』で俳優デビュー。以降、テレビドラマ、映画、舞台などで活動を続けながら「このままでいいのか」と自問自していた頃、戦隊モノの先輩である酒井とカラオケに行き、その歌声に目をつけられ、2007年、「純烈」に誘われ加入する。趣味は釣り、筋トレ。その鍛え抜かれた肉体と持ち前の美声美貌でファンの心を掴んで離さない。好きな映画 (昔の)ドラえもん、『STAND BY ME』
映画館の思い出 『マイ・フレンド・フォーエバー』という映画で大号泣してしまい、見終わってから席を立つことがなかなかできなかった。。
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後上翔太
1986年生まれ、東京都出身。「純烈」メンバー。コーラス担当。メンバーカラーは緑。
就職活動中に酒井に誘われて東京理科大学を中退し、芸能活動未経験のまま2007年、「純烈」に加入。その理由は、大学時代に大きな交通事故に遭いながら九死に一生を得たことから酒井に「運が強い」と思われたこと。現在は、テレビドラマ、バラエティ、舞台などにも活動の場を広げている。趣味はスポーツ観戦とスニーカー集め。幼少期からの筋金入りの巨人ファン。好きな映画 『名探偵コナン』シリーズ
映画館の思い出 ポップコーンを塩にするかキャラメルにするか。どちらを選んでも、もう片方も食べたかった!となるあの感じ。。
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岩永洋昭
1979年生まれ、長崎県出身。「純烈」元メンバー。
大学在学中にモデルデビュー。2010年、『仮面ライダーオーズ/OOO』で注目を浴びる。俳優、また声優としても活動。前メンバーの小田井涼平の卒業に伴い、2022年9月に「純烈」に加入することが電撃発表された。2023年1月から正式加入し、多忙なスケジュールをこなす中、「家族と過ごす時間を重視したい」と2025年3月で卒業した。好きな映画 『Knockin' on heaven's door』
映画館の思い出 初めて母親と観に行った『魔女の宅急便』で、開始早々寝落ちしてしまい、起きたらキキがトンボを救って拍手喝采で映画が終わってしまいました。
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林田達也
1982年生まれ、東京都出身。「純烈」元メンバー。
1998年から2000年までバンド「BLue-B」のボーカル・TATSUYAとして活動。2007年に「純烈」初期メンバーとして加入。オリジナルメンバーとして苦楽を共にするが、「父親の介護のため」2016年12月卒業。現在は自身のジュエリーブランドを立ち上げ、デザイナーとして活動している。2024年11月に開催した純烈武道館公演にサプライズ出演し、詰めかけたファンを大いに喜ばせた。好きな映画 『マイ・インターン』
映画館の思い出 私が学生の頃、映画を観るということは一大イベントでした。今と違ってインターネットなどがなく、新聞や雑誌で映画の上映時間を調べ、席も指定席ではなかった為早く行って並んで観てました。今は便利になったけど、昔は遠足みたいで前日からドキドキわくわくした思い出があります。。
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小田井涼平
1971年生まれ、兵庫県出身。「純烈」元メンバー。
大学卒業後、会社勤務と並行しモデルデビュー。2002年、『仮面ライダー龍騎』で俳優デビュー。2007年、「純烈」初期メンバーとして加入。
メンバーの中で最年長だったこともあり、当初、リーダー酒井が掲げる「夢は紅白親孝行」に懐疑的だったが、歌手への挑戦が俳優としての成長に繋がるかもしれないと加入を決めた。売れない時代を経て目標だった紅白出場を叶えた頃から仕事も膨大に増え、体力的な負担も重なり、卒業を決意。2022年12月、5年連続で出場したNHK紅白歌合戦を最後に「純烈」を卒業した。現在は旅番組や情報番組のコメンテーター、俳優など幅広く活動中。好きな映画 『スターウォーズ』シリーズ
映画館の思い出 大阪の池田商店街にあった映画館が近くにあった映画館だった。
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スーパー・ササダンゴ・マシン
1977年、新潟県出身。プロレスラー、実業家、タレント、脚本家。マッスル坂井と同一人物。
早稲田大学進学で上京し、シネマ研究会に所属。プロレスのドキュメンタリーを撮ろうと練習生となり、学生プロレスでレスラーとして活躍。その後、文化系プロレス団体「DDTプロレス」に映像班兼レスラーとして参加。2004年、舞台的演出を取り入れた新スタイルの興業「マッスル」を立ち上げる。2005年、マッスル後楽園ホール大会のゲストのひとりとして、元戦隊俳優の酒井と知り合う。2人は同じ苗字だったこともあり意気投合。その後酒井は「純烈」を結成、以降、節目のステージの台本は坂井が執筆。本作の舞台、武道館公演のドラマチックな台本も坂井の手によるもの。好きな映画 『マグノリア』
映画館の思い出 奥山和由バージョンの『RAMPO』でフェロモン入りの香水が上映中に散布されるという噂だったがいつどのタイミングで散布されたのか全くわからなかったこと。
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今林久弥(ナレーション)
1972年、福岡県出身。俳優、プロレスラー。劇団「双数姉妹」所属。
マッスル坂井が「マッスル」を立ち上げ、新しいプロレスの形を模索していた頃、劇団「双数姉妹」の舞台を見て、演出家役が表に登場する狂言回しのスタイルを思い付き、その舞台に演出家役で出演した今林久弥に「マッスル」の出演をオファーする。以降、マッスルやDDTプロレスでGMや広報として活動。
その過程で酒井とも出会い、その後の純烈のステージの司会や進行役としても活躍。本作の武道館公演でも進行役として登場した。好きな映画 『青春デンデケデケデケ』
映画館の思い出 奥さんと付き合いだした頃、飯田橋にあった名画座ギンレイホールの年間会員になって2人で通ってました。人生で一番映画を観てた頃です。
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小池竹見
1969年、千葉県出身。演出家、劇作家、劇団「双数姉妹」主宰。
早稲田大学入学後、早稲田演劇研究会に参加し、劇団「双数姉妹」を立ち上げる。以降、演劇のみならずテレビの脚本や、音楽と演劇が融合した新しい舞台演出なども手掛ける。
2016年9月、純烈のよみうりホール公演から演出を担当。リーダー酒井と出会い、ともにドラマ仕立ての純烈コンサートの原型を作っていく。
2019年6月、NHKホール公演では、酒井の強い希望で脚本家としてスーパー・ササダンゴ・マシンを招く。以降、作家・演出家タッグとして「純烈をピンチから救う」というテーマで節目の公演を盛り上げている。本作の武道館公演の演出も担当。好きな映画 『惑星ソラリス』
映画館の思い出 2本立て上映の「メインじゃない」方に心を奪われがち
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STAFF
スタッフ
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岩淵弘樹監督
1983年、宮城県出身。
山形の大学で映画を学び、2009年、派遣労働者である自らの姿にカメラを向けたドキュメンタリー『遭難フリーター』で監督デビュー。以降、数々の音楽ドキュメンタリーを手掛ける。2022年にスペースシャワーTVで放送された『24hour純烈〜純子と烈男のクリスマス』でディレクターを務め、純烈メンバーとファンの「個性的な面白さ」と「繋がりの深さ」に着目し本作に至る。好きな映画 『学校』
映画館の思い出 妻と出会った場所
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高根順次プロデューサー
1973年、秋田県出身。
スペースシャワーTVで番組制作に携わり、2013年、映画『フラッシュバックメモリーズ3D』でドキュメンタリー映画や劇映画のプロデュースを務める。
主なプロデュース作は『私たちのハァハァ』(松居大悟 監督)、『あの頃。』(今泉力哉 監督)、『ドキュメント サニーデイ・サービス』(カンパニー松尾 監督)、『WILL』(エリザベス宮地 監督)など。現在はスペースシャワーTVを退職しフリー。一癖ある監督陣や企画で番組制作や映画制作を手掛けている。趣味は山登り。好きな映画 『ミッドナイト・エクスプレス』
映画館の思い出 子供時代、近所の成人映画専門劇場がドラえもんの時だけ新作上映してて、ドラえもんスゲーって思った。
COMMENT
コメント
※コメントは敬称略とさせていただきます。
TRAILER
予告編・特報
純烈で、映画で、ドキュメンタリー? 最初に聞いた時は「何それ、やべーな」と思いましたが、ホンマに魂をえぐられる超リアルな生々しさでした。純烈に興味のある方のみならず、何かを一生懸命応援している若い方にもぜひ見てほしい。このままずっと推し続けられるのかな、年を取ってもパワーをもらいながら生きていきたいなと思っている方、先人である先輩マダムたちがいろんなことを抱えながらもこれだけパワフルに推せるんだぜ!「推し続けられるんや、死ぬまで」と分かります。今のあなたは間違ってないし、あなたのやりたい未来も間違ってない。純粋に何かを推している人の背中をバンバン叩いてくれるパワフルムービーになっていると思うので、純烈に興味なくても、ちょっと見てみぃ?
酒井一圭
(純烈)
ファンの方たちの生き方や推し方、人間模様がものすごく深いところまで描かれていて、非常に見ごたえのある作品でした。人生って、本当につらいこともたくさんあります。でも何か自分が推せるものを見つけることによって、救われたり、人生が楽しくなったりすると思うんです。ファンの方はもちろん、そうでない方もぜひ映画を見ていただいて、いろんな生き方やいろんな人生の楽しみ方があるんだなということを、この作品を通して知っていただきたいですね。見終わった後はきっと清々しい気持ちになると思うし、きっとポジティブな気持ちになれると思います。ぜひ見ていただければと思います。
白川裕二郎
(純烈)
見る方によってすごくその感想というか、味わいが変わる映画だと思うから、例えば今絶賛推し活をしている人としていない人とか、お若い方とちょっとお年を召した方とか、あともう推し活関係なく人生が順風満帆な人と逆風が吹いてる人とか、いろんな条件によって本当に味わいが変わってくるところがあると思うので、そうですね。ぜひ何か1回見た方が2回3回時期を変えて見ることによって、多分3ヶ月とか半年経つだけで感想が変わるんじゃないかなっていう、そのカメレオン具合がこの映画の魅力だと思うので、ぜひ何回も見てほしいです。
後上翔太
(純烈)
オスかオサナイかの人生なら、オス人生を選ぶ…のも悪くない気がする。
藤井健太郎
(『水曜日のダウンタウン』演出)
“推し活”とは分かち合う喜び、そこに幸せがもたらされる。この映画には人生100年時代の“推し活”が描かれている。
久保(川合)南海子
(『「推し」の科学』
愛知淑徳大学教授)
純烈のドキュメンタリーを撮影させていただくにあたって、純烈は多くの出会いと別れを繰り返しているのだなと思いました。撮影が進むにつれ、子供の独立や、家族との死別といった人生の大きなタイミングを越えていくファンの方々の生活にも直面していく中で、純烈がステージで話す「また会いに来てね」の切実さを感じました。
岩淵弘樹
(本作監督)
当初は純烈(酒井さん)の独自性を表現したくて作り始めた企画でしたが、途中からファンの方々が抱えるブルースを目のあたりにした人間賛歌になりました。「生きる為に推し活」する人たちに誠心誠意応える純烈は、「セーフティーネットとしての推し活」でもあり、他グループにはない「尊さ」がある気がしてます。純烈は福祉かもしれません。
高根順次
(本作プロデューサー)